2011年03月02日
サ ン ド ブ ラ ス ト
沖縄でガラスと言うと、琉球ガラスですが、私が製作しているガラスは、サンドブラストという
ガラス工芸です・・・・
サンドブラストとは、工業的技術の一種で、表面に砂などの研磨材を吹き付ける
加工法のことです、当初は工業用途で、船舶の錆落とし、塗装やメッキを行う前の
金属表面の研磨などに使われていましたが、その後、鋳物や陶磁器、ガラスの装飾や
彫刻などの芸術用途に使用されるようになりました。
そして、サンドブラスト技法とは、サンドブラストをガラス工芸に応用したもので、
何色もの色を重ねた被せガラス・単色の色ガラス・透明な透きガラスなど様々なガラス
に 金 剛 砂 を圧縮空気で吹き付け、マスキングシートに保護されていない部分を削り、
ガラス表面に彫刻を施す技法です。
手 順 としては、
① 彫刻するデザイン画を描いた粘着シートをガラス面に貼りつけます。
② 貼り付けたデザイン画に沿ってカッターでカットします。
③ 彫刻したい面のシートを剥がします、逆に彫刻したくない面はテープでマスキング
します。
④ サンドプラスターで 金 剛 砂 をガラスの表面に吹き付けて、シートを剥がした部分を
彫刻します。
圧力や吹き付け時間を変えて、彫刻面の深さを変化させることにより、濃淡や
グラデーションをつけ立体感も表現できます。
⑤ 最後に、彫刻しない面にはりつけてあったシートを剥がし完成です。
ちゅら海水族館の人気者「 ジンベイザメ 」です。
マ ン タ や 魚達 と一諸に・・・・
被せガラスで、ルリ色のお皿に
サンドブラストしました。
被せガラスとは、地のガラス( 透 明 )に
色ガラスを重ね合わせてあるガラスの
ことです。
普段は、クリア の グラス に イニシャル を
サンドブラスト することが多いのですが、
被せガラスを使って画像のような作品も
出来るのですよ。
Posted by デコトールガラス at 22:39│Comments(0)
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